京都大学理学部は理学探究活動推進の高大連携事業「COCOUS-R2024」を6月から開催する。女子高校生が京都大学大学院理学研究科や理学部の学生と共同探究を進める。採択校の生徒は2025年2月まで共同探究をし、探究結果を発表する。

 京都大学によると、対象は京都大学理学部へ進学を希望する高校1、2年生、中高一貫教育校の中学3年生の女子。高校や中高一貫校の教員が地学、化学、生物、数学など探究したい分野とその内容、生徒の推薦文などを添えて申し込み、地域性や活動を希望する内容、京都大学理学部への進学意欲などを審査して採択校を決める(申込受付は終了)。2024年度は、特に大学生スタッフが担当できる専門範囲と、高校生側が実施したいテーマとの適合具合を重きにおいて採否を決定する(ただし、専門的知識を持つ大学生スタッフと組めるとは限らない)。採択校は10校程度。

 「COCOUS-R2024」は1校当たり1~3人でチームを編成、1チームに2人の京大生がついて探究活動を進める。探究期間は6月から2025年2月まで。京大生が月2回、オンラインで指導するほか、電子掲示板ツールなどを活用して情報交換も行う。夏休み期間中の8月5、6日に京都市左京区の京都大学理学部で中間発表会を開き、2025年2月22日にオンラインで最終発表会を催す予定。

参考:【京都大学】理学探究活動推進高大連携事業「COCOUS-R2024」参加校募集について

京都大学

「自重自敬」の精神に基づき自由な学風を育み、創造的な学問の世界を切り開く。

自学自習をモットーに、常識にとらわれない自由の学風を守り続け、創造力と実践力を兼ね備えた人材を育てます。 学生自身が価値のある試行錯誤を経て、確かな未来を選択できるよう、多様性と階層性のある、様々な選択肢を許容するような、包容力の持った学習の場を提供します。[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。