奈良先端科学技術大学院大学と沖縄科学技術大学院大学は、国際的に卓越した教育、研究や人的ネットワークの構築を目指し包括連携協定を結ぶ。協定の締結式は2024年7月11日、奈良県生駒市の奈良先端科学技術大学院大学研修ホールで塩﨑一裕奈良先端科学技術大学院大学学長、カリン・マルキデス沖縄科学技術大学院大学学長が出席して開かれる。
奈良先端科学技術大学院大学によると、締結式では協定の概要が説明されたあと、両学長が協定書に署名する。締結式の終了後は記者会見が予定されている。連携するのは、先端科学技術分野の教員や学生の交流、グローバルに活躍できる博士人材の育成、分野の枠を飛び越えた共創的研究の推進など。
奈良先端科学技術大学院大学は1991年の設立。世界45の国と地域から学生を受け入れ、教員も海外から多数招いている。こうした多様性が最先端研究の原動力になり、国内外の注目を集めている。
沖縄科学技術大学院大学は世界最高水準の研究環境を構築する目的で2011年に設立された。教員の64%、学生の80%が海外から集まり、英語を公用語とする国際性と分野の垣根を超えた研究が評価されている。