金沢星稜大学の経済学部地域システム学科1年の学生たちは、2024年7月17日、教養教育科目「キャリア入門」の授業で企業見学を実施。白山市内の株式会社イコマ・メカニカルとホクショー株式会社に、2グループに分かれて訪問した。
プレス加工と板金加工の技術を複合した独自の生産を行う株式会社イコマ・メカニカルでは、最新の加工技術や効率化の工夫について見学した。工場内は働きやすさを重視した設計で、自動化された生産ラインが導入され、女性のスタッフも多く働いている。また、垂直搬送システムでは国内シェア40%を占めるトップメーカーホクショー株式会社では、環境保護や社会貢献の取り組みについて詳しく説明を受け、持続可能な資源の利用やエネルギー効率の向上など、企業としての社会的責任を果たすための具体的な施策が紹介された。
今回の企業見学を通じて学生たちは、実際の企業活動や職場環境について具体的に学び、オーダーメード型の顧客対応やSDGsへの取り組み、女性従業員の支援策など、各企業の独自の取り組みを肌で感じた。また、質疑応答を通じて、経営者から直接話を聞くことで、企業のビジョンや戦略をより深く知ることができた。
参加した学生からは「今まで大手企業や自分の将来像に近い会社でなければ誇りを持って働くことができないような気がしていたが、自分の働きが社会の役に立っているという背景があることで、誇りを持って働くことができると思えた」「自分1人では得られなかった情報やできなかった体験を多く行い、興味をもてることやためになることを多く学ぶことができた。リサーチして、参加して、たくさんの経験を積み、そこから得たスキルをどんどん身につけたい」といった感想が聞かれ、授業で得た知識や経験は学生たちの視野を広げたようだ。
参考:【金沢星稜大学】【教養教育/キャリア入門Ⅰ③】企業見学を実施しました