埼玉工業大学は1月29日、埼玉県寄居町立桜沢小学校での教員向け研修会の体験で、最新のスクラッチを活用したプログラミングの指導を実施した。
埼玉県は平成30年度プログラミング教育推進事業を推進してきた。今回は、その実践協力校の8校の1つ、寄居町立桜沢小学校における授業発表会と研修協議会の開催に埼玉工業大学が協力した。
当日は、プログラミング実習に必要なノートPC、タブレット、ポケットWi-fiなどの機材を埼玉工業大学から持ち込み、体育館に特設会場を設営。参加者一人一人にiPadでも利用可能な最新のスクラッチ3.0によるデモ環境を用意し、各自で直接操作して体験できるようにした。
埼玉工業大学からは井門俊治名誉教授をはじめ客員講師陣や4名の女子学生が参加。子供たちへの関心を高めるために効果的なノウハウや指導のポイントを井門名誉教授が豊富な指導経験を通して紹介したほか、講師陣と学生が個別にサポートして参加者の熱意に応えた。
埼玉工業大学では、IT人材育成に取り組むなかで学生や教職員による地域貢献や社会連携についても各地の活動を推進している。小学校でのプログミング教育の導入に際し県内および各地の小学校や教育委員会の依頼や相談にも柔軟に対応して、工業系大学として専門性を活かした情報化教育の推進を支援している。