豊田工業大学は量子など工学3分野で卓越した研究を推進する主担当教授を公募する。大学院工学研究科 博士後期課程の教育研究活動を強化し、世界水準の研究成果を社会実装につなげる研究者集団の先導役を果たしてもらうのが狙い。選ばれた主担当教授は2025年10月から着任する。

 豊田工業大学によると、公募するのは「量子情報・量子計測分野」「次世代エネルギー技術分野」「医工連携ライフサイエンス分野」に関連する分野から各1名。世界的にインパクトを与える研究を推進しながら、博士課程後期学生を国際的な産業リーダーに育てられる人材を探している。

 研究支援のために研究室設置に1億円の経費、年間1,000万円の経常研究費・学生教育費を支給するほか、研究員の増員などでも優遇する。本給とは別に主担当教授手当を支給する特別待遇で、72歳まで勤務できるが、入職後6年目と以後5年ごとに業績評価がある。

 応募は必要書類を添えて2024年11月末までに申し込む。書類審査による第1次選考、面接による第2次選考がある。応募関連書類は豊田工業大学ホームページからダウンロードできる。

 豊田工業大学は1981年、トヨタ自動車の社会貢献活動の一環として名古屋市天白区に設置された。工学部と大学院工学研究科を持つ。

参考:【豊田工業大学】主担当教授の公募について

豊田工業大学

先端研究と個性豊かな教育で、グローバル社会に貢献できる技術者・研究者へ

1981年にトヨタ自動車の社会貢献活動の一環として設立。授業料は年額60万円。塾的な少人数教育、充実の研究施設、全学生必修のインターンシップなどが特徴です。単に学理に通じているだけでなく、未知の分野に果敢にチャレンジし、新しい道を切り拓く創造的で実践的な開発型[…]

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