2024年10月、日本女子大学の建築デザイン学部と大学院建築デザイン研究科は、ブリュッセル自由大学建築学部、ミラノ工科大学建築・都市計画・建設工学部と学生交流に関する部局間協定をそれぞれ締結した。今後両大学とは修士課程での交換留学が可能となる。
ブリュッセル自由大学は1834年にベルギーの首都ブリュッセルで設立された国立大学。学生と研究者の3分の1が海外出身者である多文化大学として国際交流が盛んで、世界のトップ大学との間で数多くの協定や連携、特別なパートナーシップを築いてきた。2009年にビクター・オルタ学院とラ・カンブル学院という2つの高等建築学院が合併して設立されたラ・カンブル・オルタ建築学部は、建築、都市計画、景観設計の分野で多様なプログラムを提供し、理論と実践の両面で深く学ぶことができる。
ミラノ工科大学は、1863年に設立されたイタリア有数の国立大学で、QS世界大学ランキング2024年版においてイタリアで第1位、世界で111位を獲得している。特に工学やデザイン、建築分野で国際的に高い評価を受けており、アート＆デザイン、建築学／建築環境で共に世界7位を誇る。ミラノ市内外に7つのキャンパスを持ち、世界中から学生や研究者が多く集まる。
日本女子大学の建築デザイン学部は2024年4月に開設し「建築でかなえられることのすべてを。」をキャッチフレーズとして住居学および建築学の視点で、住居から都市までの生活環境を総合的に理解し、包括的で豊かな住生活をデザインできる専門性の高い人材を養成している。また、大学院の建築デザイン研究科では、学部での学びをさらに深化させ、より高度な専門性を身につけることで、住居・建築・都市づくりの専門家を養成する。
建築デザイン学部および建築デザイン研究科では、7月にもアメリカのシラキュース大学建築学部と部局間協定を締結しており、今後も世界をフィールドに活躍できる住居・建築・都市づくりの専門家を養成すべく海外の大学との連携を強化していく。
参考：【日本女子大学】日本女子大学建築デザイン学部および建築デザイン研究科が欧州名門大学との部局間協定によるグローバリゼーションを推進（PDF）
