昭和女子大学では、独自の留学生向けプログラム「Showa Direct 4.5」に参加しているベトナム人留学生が、2025年4月から食健康科学部健康デザイン学科の正規課程をスタートさせた。

 2024年10月、昭和女子大学では卒業後に日本国内外で就職・世界で活躍できる人材を育成することを目指し、提携している海外の高校、日本語学校で学ぶ優秀な生徒を直接受け入れてこのプログラムを開始した。留学生は大学での学びに必要なアカデミックな日本語を半年間集中的に学んだあと、学科の正規課程で日本人学生たちとともに専門知識を4年間学び、「合計4.5年」で学位取得を目指す。

 「Direct 4.5」は2024年3月に文部科学省「留学生就職促進教育プログラム」の認定を受けている。この制度は外国人留学生に対する「日本語教育」、「キャリア教育」、「インターンシップ」を一体として提供する質の高い教育プログラムを文部科学省が認定し、当該プログラム修了者が就職活動において各大学が発行する修了証明書を提示することにより、外国人留学生の国内企業等への就職を一層促進することを目的としている。

 2025年4月までの半年間、3人の留学生たちは、日本語教育センターの授業を中心にアカデミック・スキルの基礎修得と並行して生物、栄養、食品、健康に関わる内容の日本語を集中的に勉強し、健康デザイン学科での専門的な学びに備えてきた。もともと3名は理系科目が得意で専門内容の理解度は非常に高く、大学院留学生(中国出身2名、アメリカ出身1名)に対し、日本語で話したり書いたりして伝える練習を重ねながら修学に必要なスキルや心得を学んだ。また、日常生活においては先輩日本人学生の「学生チューター」とのバディ制度が取り入れられており、学科の様子やキャンパスライフ、卒業後のキャリアなどのアドバイスを受けた。

参考:【昭和女子大学】留学生向けプログラム「Showa Direct 4.5」 1期生3名が健康デザイン学科での正規課程をスタート

大学ジャーナルオンライン編集部

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