昭和女子大学は2023年4月の専門職大学院(福祉社会・経営研究科)開設を記念し、2022年11月23日(水・祝)13時~14時30分、Zoomウェビナーによるシンポジウムを開催する。事前に申し込めば誰でも無料で参加可能。

 専門職大学院 「福祉社会・経営研究科」は男女共学。少子高齢化が加速する日本において保健・医療・福祉分野でリーダーシップを発揮し、多様なステークホルダーと新しい「福祉共創社会」を構築できる高度専門職人材を養成する。

 記念シンポジウムでは「競争から共創へ、目指す社会と人材育成~学び直し・リスキルによる社会課題への取り組み~」をテーマに、社会の問題解決のため、人材養成の必要性とステークホルダーが交流し人材を生み出す場の重要性について各界の有識者が語る。また、2021年度に社会人向け1年制として修士課程に開設した福祉社会研究専攻福祉共創マネジメントコースの在学生および修了生の講演も予定されている。

 主なプログラムは以下のとおり。参加の際は11月21日(月)までに申し込む必要がある。
〇基調講演「競争から共創へ:変わる経営理念と人材育成」
花王株式会社取締役会長 澤田道隆氏

〇講演1「共創が生み出す社会イノベーション:社会課題への取り組み」
一般財団法人社会変革推進財団専務理事・昭和女子大学大学院兼任講師 青柳光昌氏

〇講演2 ~共創の社会実装~
「専門職が変革したマネジメントの在り方」
福祉社会研究専攻福祉共創マネジメントコース在学生 加藤恵理子氏(慶應義塾大学病院看護部長)
『「共創」によって勝つ企業間「競争」:サーバントリーダーシップと心理的安全性がもたらす組織改革』
福祉社会研究専攻福祉共創マネジメントコース修了生 田中勇三 氏(デルタ航空アジア太平洋地区空港本部本部長)

 また、シンポジウムに続き、11月23日(水・祝)14時30分~16時30分、第11回アカデミックカンファレンス『「越境する実践」~ステークホルダーと協働する実践と考察~』を開催する。官民協働、組織外のチーム形成と協働に関する実践報告をもとに、地域におけるネットワークや共同・共生・共創の仕組みを社会に取り込むために必要な「ステークホルダーと協働し、越境する実践」のあり方をディスカッションしながら考える。

 講演・ディスカッション内容は以下。カンファレンスのみ昭和女子大学とオンラインの両方で開催する。こちらの参加も事前申し込みが必要。申し込み締め切りは11月20日(日)で、シンポジウムとは異なるので注意が必要だ。
〇「組織外チームと『共動』するヒントを探る」福島赤十字病院 菅野直樹氏
〇「官民協働の実践~困難女性新法と陸前高田市の体験から~」前陸前高田市福祉部長・福祉事務所長 齋藤晴美氏
〇「医療観察法におけるステークホルダーへのアプローチ」東京都立松沢病院 阿部和弘氏
〇「高齢者虐待における協働実践~支援者間の葛藤を超えた協働を目指して~」かわさき社会福祉士事務所 川崎裕彰氏

参考:【昭和女子大学】昭和女子大学専門職大学院 開設記念シンポジウム 11/23開催 競争から共創へ、目指す社会と人材育成 ~学び直し・リスキルによる社会課題への取り組み~

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