東都大学(本部:埼玉県深谷市)を運営する学校法人青淵学園は理事会を開き、2026年度から管理栄養学部の学生募集を停止し、2028年度に新学部・新学科として農学部農食栄養学科(仮称)を開設、管理栄養学部を再編して新学部内で管理栄養学教育を継続するため検討を進めると発表した。
東都大学によると、同校は深谷市の誘致を受けて2009年、東都医療大学として開学、2019年に東都大学と改称した。その間、千葉市美浜区に幕張キャンパス、静岡県沼津市に沼津キャンパスを置き、現在は4学部を開設している。
このうち、管理栄養学部は2018年深谷キャンパスに設けた。収容定員は300人だが、2024年5月現在の在籍学生は定員充足率44%の132人にとどまる。東都大学はホームページ上で「志願者が減少している現状を踏まえ、学部を再編する」と募集停止の理由を説明しており、大幅定員割れの現状を打開するのが難しいと判断したもよう。なお、管理栄養学部の編入学については、2027年度生募集まで継続する。
現在、農学系統の学部で管理栄養士養成課程を設置している私立大学は以下のようになっている。
●酪農学園大学 農食環境学群(北海道)
●東洋大学 食環境科学部(埼玉県)
●東京農業大学 応用生物科学部(東京都)
●中部大学 応用生物学部(愛知県)
●龍谷大学 農学部(滋賀県)
●摂南大学 農学部(大阪府)
●近畿大学 農学部(奈良県)
●福山大学 生命工学部(広島県)
参考:【東都大学】新学部設置(2028年度)構想と管理栄養学部の学生募集停止 (2026年度(再来年度)入学生以降)のお知らせ