米国で開催された火星に持続可能な都市を建設する国際コンペで、東京理科大学、日本大学、東北大学など日本の大学生で組織する宇宙建築学サークルTNLが2位に入った。火星で雪合戦を楽しめる施設を設計したのが評価された。
東北大学などによると、国際コンペは米国カリフォルニア州に本拠を置き、米航空宇宙局(NASA)や欧州宇宙機関(ESA)の協力を得て活動するマーズシティデザインが2016年から毎年開いているもので、今年のテーマが火星スポーツ。TNLは日本発祥のスポーツである雪合戦を火星で行うスタジアムを設計した。
火星の極地域では地球の雪と違い、ドライアイスの雪が降っている。このため、TNLはドライアイスが固体から気体に昇華する性質を生かした雪合戦ができる施設を提案した。
TNLは1次、2次の専攻を突破してベストファイブに相当するファイナリストに選出され、米国テキサス州のヒューストン大学でのプレゼンテーションなど最終審査を経て見事2位に選ばれた。
参考:【東北大学】小林稜平さん(工学部4年)、田中大河さん(同2年)が所属するチームが国際コンペティションで2位に輝きました