2020年3月30日、京都市は3月29日に起きた大学での集団感染事案発生を受け、緊急対策会議を開き、市内の各大学・短期大学や日本語学校・専修学校等を対象とする緊急要請事項を発表した。
京都市は各大学に対し、令和2年3月24日付け文部科学省高等教育局長通知「令和2年度における大学等の授業の開始等について」、令和2年3月27日付け京都市新型コロナウイルス感染症対策本部会議通知「新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた学生等への周知徹底について」に加え、「大学等に最低限取り組んでいただきたい事項」を示し、適切な対応を強く求めている。
京都市は要請事項について大学学生用ポータルサイト、大学ホームページ、学内掲示等のあらゆる手段で呼びかけるよう依頼するとともに、市が配信している「大学のまち京都・学生のまち京都」公式アプリKYO‐DENT(キョーデント)でも、新型コロナウイルス感染症に関する情報を学生向けに随時配信する。
京都市は今回の緊急要請について「各大学等の皆様とともに『大学のまち京都・学生のまち京都』として、学生の皆様が市民の皆様とともに安心して学べる環境を維持できるよう、対策に万全を期してまいります」「特に新しく京都で学ぶ新入生が円滑に学生生活を送ることができるよう、特段の配慮をお願いします」と訴えている。