2021年3月29日、金沢大学と立教大学は観光産業分野の中核人材育成に向け、連携・協力協定を結んだ。今後、地方自治体や産業界も巻き込み、観光産業の活性化を牽引し、地域のブランド価値を引き上げられる人材育成を本格化する。
金沢大学によると、協定の締結式は石川県七尾市和倉町の和倉温泉加賀屋で開かれ、金沢大学の山崎光悦学長、立教大学の郭洋春総長が、立教大学OBで両校の協定締結を支援してきた小田禎彦加賀屋相談役立ち会いの下、協定書に署名、調印した。
立教大学は終戦直後の1946年に開講した「ホテル講座」を皮切りに70年以上にわたって観光教育を続け、業界を支える多くの人材を輩出してきた。金沢大学は2018年に人間社会学域地域創造学類に観光学・文化継承コースを設置、2022年には融合学類に観光デザイン学類(仮称)を設けることにしている。
今後、両校の連携を軸に両校が持つ強みやノウハウを生かし、観光業界を引っ張り、地方創生の牽引役となる人材を育てる。