麻布大学は、プレミアムペットフード および食事療法食を展開するロイヤルカナンジャポンと、動物看護栄養学の構築と発展を目的とした寄附講座「ペットケア&ニュートリション研究室」の設置について合意した。なお、講座は2025年11月1日より開講する予定。
2022年に愛玩動物看護師が国家資格として制定されたことにより、高度化・多様化する獣医療の臨床現場やアニマルウェルフェア(動物福祉)において、動物看護業務が果たす役割は重要性を増している。愛玩動物看護師も、専門的な知識や高い技術力でチーム獣医療に貢献するだけでなく、ペットオーナーに対しても、動物愛護や適正な飼育、そして栄養管理に関する専門的な助言・指導の担い手になることが求められている。
これに伴い、麻布大学とロイヤルカナンは動物看護領域における栄養学のエビデンスを強化し、「動物看護栄養学」という新たな学術分野の構築を目指して栄養学研究を支援することで、より良いペットとの共生社会の未来に貢献していく。2025年11月1日からは、「動物看護栄養学」の構築と発展を目的とした寄附講座「ペットケア&ニュートリション研究室」を開講。2028年10月末までの3ヵ年を予定している。
<寄附講座「ペットケア&ニュートリション研究室」概要>
期間:2025年11月1日より開講し、2028年10月末までの3ヵ年を予定
設置:麻布大学獣医学部
内容:動物看護栄養学の構築・発展に係る研究の推進
動物看護あるいは臨床補助業務
動物看護学生への講義および実習、研究指導
内外との産学連携活動・啓発活動への協力、等