理論と実践力を自分のものにするカリキュラム
東京福祉大学が建学の精神に位置付けているのは、「理論と実践の統合」。各自の将来の目標を達成するために、必要な知識や理論を学ぶと同時に、それらを実践するための力も身につけることを学生に求めています。
まず1年次には、必修の教養基礎演習の授業を通じて、将来の目標を意識しながら大学での4年間をどう過ごすかを計画するように促しています。普段のカリキュラムでは、学生が自ら参加して双方向対話型で展開していくアクティブ・ラーニングを積極的に導入。グループディスカッションの経験を積むことによるコミュニケーション能力の向上を目指しています。
2年次からの専門科目では、内容に応じた演習、実技、現場実習の機会が豊富に用意されています。学生は授業で学んできた知識や理論を、現場でのリアルな体験を経ることによって、実際に役立つ力として自分自身のものにしていくことができます。
各分野の支援室による手厚いバックアップ
こうして理論と実践力の両方を身につけた人材を、社会で求められる分野に即戦力として確実に送り出すため、東京福祉大学では各方面に対応する手厚いキャリア支援体制を敷いています。
同校に寄せられる膨大な量の求人情報を管理している就職支援室では、3年次の1月から4年次の5月にかけて、すべての学生と個別に面談。希望の進路や就職活動の状況を確認し、活動計画を一緒に検討します。模擬面接や履歴書の添削、福祉施設や企業への訪問のサポートなども実施。卒業後には学生の就職先を訪問し、悩みごとなどがあれば相談に乗るなどのアフターフォローも実施しています。
社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、保育士など、福祉系の国家資格の難関突破を目指す学生を支援するのが、福祉専門職支援室です。3年次と4年次の養成演習では、出題内容を徹底的に分析し、厳選した教材を用いながら学生を丁寧に個別指導。全国規模の模擬試験を同校で受験できるので、理解度や苦手な分野のチェックもいち早く行うことができます。必要な福祉実習には計画段階から相談などに常時対応し、学生が安心して実習に臨める体制を整えています。
一方、教員採用試験の突破を目指す学生を教育学部と協働して支援しているのが、教職課程支援室です。個々の学生との面談をはじめ、3年次から実施する教員採用試験特別対策セミナーでは、各学生が受験する自治体や学校の種類ごとに傾向と対策を分析して、個別指導を行います。2年次から受験可能な教員採用模擬試験では、各自の苦手な分野をいち早く把握し、その克服に努めるように促します。また、同校のキャンパスのある群馬県伊勢崎市や東京都豊島区、北区と連携し、教員志望の学生が教育現場での指導補助をボランティアとして体験できる制度も設けています。
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