実力派の教授陣と産学官連携コーディネーターが学びを支援。
少人数教育で確かな実力を身に着ける。

 超実践型で学ぶうえで心強いのが、産学官連携コーディネーターの存在だ。一般的には企業と大学をつなぐ役割が多い産学官連携コーディネーターだが、同学部では実務家教員として学生の指導に重きを置く。高度な専門知識と研究実績を有する基幹教員と、豊富な実務経験を有する産学官連携コーディネーターとが連携して、桃大工学部独自の指導体制を構築していく。コーディネーターとして就任するのは、大手メーカーや行政の現場で長らく技術開発やマネジメントに携わってきた実務家教員。企業と学生をつなぎ、課題解決のプロセスを導いていく役割を果たすのに加え、キャリア相談にも対応するという。

 最後に、菊田教授が受験生に向けて熱いメッセージを送ってくれた。

「地元の企業にはそれぞれ、大手企業に遜色ない大きな魅力があるのですが、それが伝わる機会がなかなかありませせん。学生には、産学官共創の学びを通じてぜひその魅力を発見してほしい。また進学を希望する学生には、大学院での研究にしっかりつながるカリキュラムも設計しています。自分はどういう場で活躍したいのか、どんな未来を描きたいかを本学部の4年間でじっくり検討していただければ思います」

 2026年には地上5階建て、約5600㎡の工学部新棟(仮称)も建設予定。ものづくり工房や各種実験室など、実践型の学びを支える機器や設備を整備する計画だ。ものづくりの集積地から、大きな風をうけて船出する新たな工学部の動向に注目したい。

桃山学院大学 工学部長(就任予定)

菊田 久雄教授

大阪公立大学名誉教授
元工学部副部長
光学研究科副研究院長、同副研究科長

 

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