【オンラインで学び、あなたのキャリアと人生を磨く大学院】
武蔵野大学大学院通信教育部では、3研究科・4専攻を展開し、より高度な学修・研究に取り組みたい社会人の想いに応えます。それぞれの専攻で、専門性の高い理論と実践をバランスよく学びながら、社会の課題解決に貢献できる人材の育成を目指しています。
学修の進め方
一般的に、大学院では「修士論文」の執筆が必修ですが、武蔵野大学大学院では「特定課題研究論文」が「修士論文」に相当します。「特定課題研究演習」では、指定された課題に基づいて「特定課題研究論文」を執筆します。「特定課題研究演習」では、的確で充実した研究指導が行えるよう定期的に指導教員と面接を行うほか、随時メールなどによって指導が行われます。
通信教育なら、オンラインで自分のペースで研究を進めることができます。また、通信教育ならではの最先端のシステムの活用や、総合大学の施設(大学図書館やキャンパス内の自習室など)の利用など、充実の環境で学修・研究に取り組むことができます。
各研究科・専攻
人間社会研究科 人間学専攻 | 人間と社会環境に関する幅広い理解を持ち、人間の精神、思考の根源の上に立って人間関係の新しい構築や修復を図れる人材を養成することを目的とします。 |
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人間社会研究科 実践福祉学専攻 | 高度な専門知識の習得と実践知の理論化により、“人”と“社会”に対する深い洞察に基づく専門的倫理をもち、困難事例に対する援助技能はもちろんのこと、社会福祉の現場で必要とされるケースマネジメント力等の実践力を有し、指導・管理能力に秀でた高度な社会福祉専門職業人を養成することを目的とします。 |
仏教学研究科 仏教学専攻 | 仏教の歴史と思想を専門的に学び、自己および社会の持つ課題に対して仏教的にアプローチし、現代における仏教の意義を考究することで文化の興隆と深化に寄与できる研究者や宗教者及び職業人の育成を目的とします。 |
環境学研究科 環境マネジメント専攻 | 持続可能な社会に向かうための中長期的社会変革ビジョンをもち、環境経営のための環境マネジメントの推進者及びエコプロダクツの推進者として、環境マネジメント能力を発揮して、企業及び地域の低炭素化の実現に貢献できる人材を養成することを目的とします。 |
資料請求
以下ホームページから資料請求してください(無料)。
https://dl.musashino-u.ac.jp/request/
入学説明会・相談会スケジュール
2025年 10月4日(土) | 個別入学相談会 |
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2025年11月 | 個別入学相談会(日程は専攻毎に異なります) |
2025年 12月21日(日) | 個別入学相談会 |
上記以外にもイベントは随時追加される場合があります。
詳細は以下ホームページをご確認ください。
https://dl.musashino-u.ac.jp/admission/consultation/
「学びの先に見えたもの」~修了生インタビュー~
大学院進学の決め手は、コロナ禍で見た「情報と人間」の関係
2017年に武蔵野大学通信教育部を卒業しました。大学でも多くの学びがありましたが、その中でも特に「人と人がものごとを伝える」ことに深く興味を持ちました。卒業後も心理学の学びは続けたいと思っていましたが、「大学院は自分にはハードルが高いのではないか」との思いもあり、独学で気になることをいろいろ調べてみたり、キャリアコンサルタントの資格取得にもチャレンジました。その中で、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大を機に、世界中の人々がウイルスや感染防止策、治療などの情報において「何を信じ、意思決定するのか」で激しく議論がなされる光景から、「やっぱりもっと武蔵野で勉強したい!」と思ったのがきっかけです。
「やる気スイッチ」を逃さない!仕事と学びの両立法
在学中は、仕事はオフィスでフルタイム勤務で働き、親の世話などもあったため、「仕事を続けながらどうやって勉強したの?」とよく聞かれますが、自分の状況や性格に合った勉強のスタイルを見つけられたのは非常に大きかったと思います。むしろ突然思いつくことや、捗るときは面白いほど学びが進むので、自分の「やる気スイッチ」が入ったチャンスを逃さないよう「超すき間時間」「スモールステップ」で進められる環境を整え、レポートや参考文献は全てクラウドで管理しました。スマホやタブレットでレポートを書き、メモを残すことで、帰宅後にもすぐに続きに取り掛かることが出来るので、家事の合間でも少しずつ進められました。
「曖昧さと向き合う」学びの深さ
大学時代は、理論などで心のしくみを学び理解できることが楽しかったのですが、大学院は「曖昧さ」というものに徹底的に対峙したという印象です。スクーリングでは「トロッコ問題」をはじめとしたさまざまなテーマでのグループディスカッションや、個々の研究発表などを実践しました。現在の社会問題や課題、人の心について考えるには、多方面からの視点や曖昧さを受け入れることがとても大事であることに気付かされ、以前よりも物事の理解や視野が広がったように感じています。人間学や死生学などでは「いのちは誰のものか」という問いかけに、今までの自分の固定観念を、今一度見つめなおす機会を与えていただき、認知心理学では人の情報処理のメカニズムを再度学び直しました。
「人の役に立つ」から「人に寄り添う」へ
大学院進学前は、心理学を学ぶ理由として、「人の役に立つ」という言葉をよく用いていました。大学院での学びでは今まで気づかなかった側面から見ることで本質に気付かされることも多く、それによって「人の役に立つ」ということの意味合いも私にとって大きく変化していきました。こちらから何か働きかけることだけが「人の役に立つ」ことではなく、「待つ」ことや「”なにもしない”ということを”する”」ということや、コミュニケーションにおいて相手が受け取りやすいように「言葉の引き算」を少しずつ心掛けるようになりました。今は「人の役に立つ」より「人に寄り添う」という言葉の意味を確認しながら大切に使うようになりました。
入学を検討される方へ~沢山の赤い文字は愛の証~
レポートの添削の「沢山の赤い文字は愛の証」と仲間たちと言ったりしますが、実際に学んでみると、先生方が学生ひとりひとりを尊重し真摯に向きあってくださることを感じられると思います。心理学や人間学は、心身の不調だけでなく、私たちが毎日この瞬間にも関わっていることを先生や仲間と一緒に学び、新たな探究心へと繋がっていくことができる学問であると自信をもってお薦めいたします。
矢吹 光子さん/武蔵野大学通信教育部・人間科学科心理学専攻を2017年3月に卒業後、2022年4月に人間社会研究科人間学専攻に進学。企業で役員秘書の仕事を続けながら、2025年4月からは研究生として学びを深めている。
大学院進学のきっかけ
私が仏教学を学ぶことを決めたきっかけは、日本人が死を身近に感じるようになったとき、宗教が成せることがもっとあるのではないかと感じたことでした。そんな中、武蔵野大学大学院通信教育部を知り、通信制で仏教学が学べるということからチャレンジしてみました。私の祖父は浄土真宗の僧侶だったので、仏教への抵抗は全くありませんでした。ただ、大学での基礎知識もなくいきなり大学院に進学したので、最初はレポートの書き方も分からず、先生方にはご迷惑をおかけしたと思います。しかし、どの先生も本当に丁寧に指導してくださり、スクーリングではいつも新しいことを知る楽しさでいっぱいでした。有明キャンパスまで通うのが毎回楽しみでした。
通信制だから叶った仕事との両立
大学院で学んでいた当時はコロナ禍前でしたので、オンライン授業はありませんでした。テキストを読み、文献を探し、レポートを作成、そして先生方からメール等で指導を受け、夜間や連休・夏期等にはスクーリングに通う、という学び方でした。テキストを理解してレポートを書くのは本当に大変で、初年度は1年で単位修得しきれない科目もありました。仕事は医療関係なのですが、待機時間などもあるので、職場にもパソコンと資料を持ち込み、隙間時間でレポート作成を進めるように工夫していました。夜間のスクーリングはとても楽しかったのですが、仕事が終わってから有明キャンパスで授業を受けると、帰宅が深夜になることもあり、正直大変だったこともあります。一方で、夏期の集中スクーリングでは、他科の学生と合同で学ぶ機会があり、皆さんの様々な視点を知ることができました。社会人でありながら、学生気分を満喫していました。
仏教学は「人間学」 ~講義と研究から得た深遠な視点~
仏教学は、「人間学」であり、「哲学」でもあり、ただ知識を詰め込むものではないと、学んでいく中で強く感じました。先生方の講義を受け、ご著書やテキストを読ませていただくと、その思想の深さに驚かされるばかりでした。ここまで深く人間と生き方を考えておられる素晴らしい先生方の講義を、少人数で受けられること自体、本当に贅沢なことだと思います。当初は「何かの役に立つことを学ぶ」というスタンスで大学院に進学しましたが、やがて「知るために学び、知ることで考え、なにかが変わる」という面白さを感じられるようになりました。
研究が培った自分の変化
修士課程での特定課題研究では、「臨終行儀」という仏教の看取りの儀式についてまとめました。現在は医療の範疇である看取りが、近世まで宗教者の役割であった、ということを知り、関心を持ったのです。「臨終行儀」では、臨終を迎える人が浄土に往生するという大きな目的があり、来世が疑いなく想定されています。このような来世観をもう少し深く知りたくて、私は博士後期課程に進学しました。博士後期課程では、当初は往生伝をまとめようと思っていたのですが、江戸時代の臨死体験と思しき物語に出会い、その物語を中心に研究を進めることになりました。結果的に、近世日本の死生観や来世観、真宗思想や教化上の問題まで、自然と研究が広がっていきました。当時の人々のリアルな来世観や宗教観が、実は現代人とほぼ同じであることや、人々の中から来世の存在感が希薄になっていくことに宗教者が危機感を感じていたこと、そしてその問題が現代までつながっていることなどを、知ることができました。
これから学ぶあなたへ ~「ワクワク」が拓く知の世界~
修了後も、近世の人々の死生観や、真宗とのかかわりを調べていきたいと考えています。一般的に、科学研究は人間を幸福にするため、pragmatical(実用的)な意図を持つことが多いですが、仏教学研究のような思想研究は、必ずしも実用性にこだわらず、「知ることを楽しみながら、自分自身を見つめて深める」という意図で行うのも良いと思います。大事なのは、それが役に立つか立たないかではなく、「楽しいか、ワクワクするか」どうかです。そうすることで、「ああ、そうだったんだな」という爽快感を感じることができ、自分自身のパラダイムシフトが得られるのではないでしょうか。学びの面白さを追求することが、きっとあなたの人生を豊かにしてくれるはずです。ぜひ、挑戦を迷われている方も、一歩踏み出してみてください。
大野 真実さん/仏教学研究科仏教学専攻を2019年3月に修了後、同年4月に武蔵野大学大学院の通学課程の仏教学研究科博士後期課程に進学。医療関係の仕事を続けつつ学びを深め、2024年3月に仏教学博士号を取得。
大学院研究科一覧 | |
人間社会研究科 | 人間学専攻 (修士) 通信 定員数60名 実践福祉学専攻 (修士) 通信 定員数10名 |
仏教学研究科 | 仏教学専攻 (修士) 通信 定員数20名 |
環境学研究科 | 環境マネジメント専攻 (修士) 通信 定員数10名 |
問い合わせ先・住所など | |
郵便番号 | 202-8585 |
住所 | 東京都西東京市新町1丁目1-20 |
部署名 | 通信教育事務課 |
電話番号 | 042-468-3482 |
その他 | |
公式ページ | https://dl.musashino-u.ac.jp/ |