英国の世界大学評価機関「Quacquarelli Symonds(クアクアレリ・シモンズ)」は、現地時間の2016年6月13日、地域別QS世界大学ランキング「QS World University Rankings by Region 2016」を発表した。アジア地域ナンバー1はシンガポール国立大学、国内では東京大学がトップだった。
地域別QS世界大学ランキングは、「学生1人あたりの教員数」「研究者からの評価」「外国人教員比率」「留学生比率」「教員1人あたりの論文引用数」など7項目で評価した総合点の上位350大学をランキングしたもの。今回のランキングには、大学の教育の質を評価するため、博士号を持つ教員数も評価基準に加わえられた。
アジア地域の大学ランキングの1位はシンガポール国立大学(総合点数100.0点)。2位は香港大学(98.5点)、3位はシンガポールの南洋理工大学(98.4点)と続く。日本の大学はトップ10には入れず、最高位は13位の東京大学(94.0点)で、続いて、14位に東京工業大学(93.8点)、15位に京都大学(93.3点)。
地域別QS世界大学ランキングはアジア地域のほか、ラテンアメリカ、アラブ、EECA(東ヨーロッパ・中央アジア)、BRICSにわかれている。ランキングについての詳細は「Quacquarelli Symonds」のWebサイトで閲覧できる。
地域別QS世界大学ランキング2016 アジア地域
1位 シンガポール国立大学
2位 香港大学
3位 南洋理工大学
4位 香港科技大学
5位 清華大学(中国)
6位 韓国科学技術院
7位 香港城市大学
8位 香港中文大学
9位 北京大学
10位 ソウル国立大学
参考:【Quacquarelli Symonds世界大学ランキング】QS University Rankings: Asia 2016