東京大学と日本サッカー協会は、スポーツ医学や科学研究の発展に向け、連携協定を締結した。研究成果を広く活用することでサッカーの競技力向上、スポーツを通じた地域振興、健康増進を目的としている。
日本サッカー協会によると、連携内容は
■スポーツ医学、科学研究の推進
■スポーツ、スポーツ医学、科学研究面での人材の育成や交流
■研究成果を活用した競技力の向上、地域振興、健康増進活動の推進
-など。
東京大学は高齢化の進行に備え、人々が元気で社会に能動的に参加するため、健康寿命の伸長や身体機能補完技術の研究を加速する必要があるとして、5月に「スポーツ先端科学研究拠点」を発足させ、文系理系の垣根を越えた取り組みを始めた。
五神真東京大学総長は「トップアスリートとトップサイエンティストの連携協力で、さまざまな研究を一気に加速させたい」とのコメントを発表した。田嶋幸三日本サッカー協会会長は「スポーツ医科学の発展は選手の育成や技術強化に欠かせない。この連携を日本のみならず、世界のサッカー発展に寄与するものとしたい」としている。