千葉商科大学は、2021年10月実施の学部入学者選抜において、オンラインでの面接試験を導入すると発表した。受験生の来校機会を削減することにより受験による感染リスクを減少させ、安全に受験してもらうことが狙いだ。
新型コロナウイルス感染症拡大を懸念し、文部科学省は2021年6月4日発表の「令和4年度大学入学者選抜実施要項」において、総合型選抜や学校推薦型選抜で、ICTを活用したオンライン個別面接など工夫を凝らした選抜方法を取り入れるよう全国の国公私立大学へ要請している。
これを請けて千葉商科大学では、2021年10月実施の学部入学者選抜での面接をオンラインで行うことに決定した。対象となる入学者選抜は、「給費生総合型選抜」「一般総合型選抜10月期」「併願総合型選抜」「文化・スポーツ実績総合型選抜10月期」「付属高等学校生対象総合型選抜」の5種類。いずれも書類審査、小論文、面接などで選考を行うため、一部選抜方式を除き、来校せずにオンラインのみで受験することができる。なお、オンライン面接の環境が整えられない受験生は来校して面接を受けることもできる。
千葉商科大学では、コロナ禍のイレギュラーな受験に不安を抱く受験生たちに、「今回本学で導入するオンライン面接は、受験生の通信環境に十分配慮し、安心で公平な試験環境を提供できるシステムを利用して実施します。事前に接続テスト(通信速度や音声、カメラテスト)が可能で、接続のサポート体制も用意しています。本学に限らず、各大学感染防止を考慮してさまざまな対策を取っていくかと思います。受験生の皆さんは、受験環境について心配事があれば相談し、しっかりと準備して悔いのない進路決定に臨んでください」と呼びかけている。
なお、11月以降に実施予定の入学者選抜については、現時点では対面での面接試験を予定しているが、コロナ感染拡大状況により、オンライン面接に変更となる可能性がある。
参考:【千葉商科大学】2021年10月実施の学部入学試験でオンライン面接を導入 受験生の来校による感染リスクを抑える(PDF)