「第6回長谷川良信記念・千葉市長杯争奪車椅子バスケットボール全国選抜大会」が、2017年3月4・5日(土・日)、千葉ポートアリーナ(千葉市中央区)で開催される。同大会は、淑徳大学(千葉市中央区)の学生ボランティアが企業への後援依頼や協賛広告集めなど、第1回大会から運営全般を手掛けている。
同大学では、学祖である長谷川良信氏の「感恩奉仕と共生の実践」という教えのもと、「人と地域に役立つ人材育成に励む」という理念を実行するべく、ボランティア精神を深めることができる障がい者スポーツの振興を行ってきた。
今回は、日本代表やU-23代表選手が多数集結している「宮城MAX」「千葉ホークス」「NO EXCUSE(東京都)」「埼玉ライオンズ」「パラ神奈川」「ワールドBBC(愛知県)」の6チームが参加する予定で、いずれも全国ベスト4以上の実力を誇る。また、同大会は2017年5月に開催される日本選手権、及び2020年の「東京オリンピック・パラリンピック競技大会」を見据えた大会であり、白熱の戦いとなることが予想される。
この大会を陰で支える同大学の学生実行委員らは、後援・協賛企業に案内を送付したり、当日のアリーナレイアウトを考えたりするなど、準備を進めている。
2017年は「ルールが分からない」という人にも同競技の魅力を知ってもらえるよう、様々な工夫を凝らしている。まず、迫力ある試合を観覧してもらうため、アリーナ1階の観客席にひな壇を設置。また競技についてより知ってもらうために、アリーナ2階に競技用車椅子の試乗会コーナーを設け、大会2日目には車椅子バスケットボールの体験会を行う予定だ。さらに、同大会では初めての試みとして、決勝戦でアナウンサーの齋藤寿幸氏と日本車椅子バスケットボール連盟の三宅克己氏による実況・解説を行うという。
開会式は3月4日(土)11時30分から行われ、第1試合は13時開始。準決勝は翌5日(日)10時、決勝戦は14時30分開始を予定している。