麗澤大学は、2021年4月2日に開催された入学式において、現在、世界ランキング1位のプロ車いすテニスプレーヤー国枝慎吾選手に「麗澤フェロー※」第1号の称号を授与した。国枝選手は麗澤大学の卒業生で、卒業後は職員として2年間勤務した。

 国枝慎吾選手は、麗澤大学在学中に開催された2004年アテネパラリンピックにて車いすテニスダブルス金メダルを獲得するなど、プロとして4度パラリンピックに出場し、金メダル3個、銅メダル2個を獲得。グランドスラムシングルス28勝、年間グランドスラムを5回獲得するなど国内外から高い評価を受けている。

 また、国枝選手の活躍は、車いすテニスの普及・発展に留まらず、同じような境遇の人々、そして子どもたちにとっての大きな希望となっており、麗澤の名を高め、麗澤精神の体現者として多大な貢献があったことを認め、第一号となる「麗澤フェロー」の称号を授与することになった。

 1年ぶりに開催された入学式で執り行われた授与式は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、参加は入学者本人および教職員に限定し、保護者や家族に向けて式典の様子はライブ配信した。

 式典の中で国枝選手は、「大変栄誉ある麗澤フェローの称号を授与していただき心より御礼申し上げます。麗澤フェローとして皆様に少しでも元気を届けられるような活動を今後ともしていきます。麗澤大学はあなたの頑張りたいことをきっと応援してくれます。大学4年間の中で自分の何かひとつ胸を張れることが見つかれば今後の人生に素晴らしいものが待っていると思っています。皆様の大学生活が有意義なものになることを願っています。」と受賞の喜びと新入生への激励の言葉を述べた。

※「麗澤フェロー」とは、2021年度より新設された称号で、政治、経済、文化、スポーツ等の各界において国内外で活躍し、「麗澤」を代表する者に授与する。フェローの名のとおり、永遠の友情・仲間という意味も含む

参考:【麗澤大学】世界ランキング1位 プロ車いすテニスプレーヤー 国枝慎吾選手に「麗澤フェロー第1号」

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大学ジャーナルオンライン編集部

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