淑徳大学は、板橋区選挙管理委員会との連携授業で、若者向け選挙啓発冊子「はじめての選挙」を制作。選挙権年齢を18歳以上に引き下げて実施される参議院選挙に合わせた取り組みで、若者の投票率アップにつなげていく。

 同大学では、コミュニティ政策学部の学生らが中心となり、2016年7月10日に投開票される参議院選挙で、千葉キャンパスに期日前投票所の設置を提案。同学部の矢尾板俊平研究室では、主に高校生向けの「主権者教育」の教材を独自に作成し、インターネット上で公開してきた。

 今回「はじめての選挙」の制作に取り組んだのは、人文学部表現学科で編集表現を学ぶ野村ゼミの3年生10人。「なぜ若者は選挙に行かないのか」という議論から始め、企画・取材・執筆・編集まで手掛けた。完成した冊子は、黄色の表紙が映えるA5版全8ページ。「若者が選挙に行くとこうなる」「行かないとこうなる」という対比記事、「選挙に関する素朴な質問Q&A」、「投票にあたっての情報収集のガイド」などが盛り込まれている。

 「はじめての選挙」は、板橋区選挙管理委員会を通じて板橋区内の全大学、専門学校、高校に配布された。また、2016年6月25日にイオンスタイル板橋前野町店で行われた選挙イベントでは、学生自ら冊子を配布して投票を呼び掛けた。

参考:【淑徳大学】はじめての選挙(PDF)

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