株式会社ディスコは、2023年3月卒業予定の大学3年生1,101人(文系男子386人、文系女子322人、理系男子252人、理系女子141人)を対象に、2021年9月後半時点での就職意識や就活準備状況などに関する調査を実施した。

 インターンシップ等の参加状況に関する調査では、1日以内のプログラムへの参加経験を持つ学生は2021年9月後半時点で9割に迫り、前年調査より4.3ポイント増加する結果となった。また参加してよかったこととして、「興味のある業界について知識や理解が深まった」が最も多く挙げられたことから、プログラムを通じて業界研究を進めた学生が多いことが読み取れる。続いて、就活準備イベントへの参加状況に関する調査では、全体の9割が「オンライン形式」に参加経験があると回答した。

 志望業界は文系・理系・男子・女子でそれぞれ傾向が異なるものの、全体で見るとIT業界への関心の高さが表れる結果となった。また業界研究に力を入れたい時期は10月、企業研究は11月が最多で、ともに前年より早期化している傾向にある。

 続いて、自身の就職活動に不安を感じるかどうかを尋ねたところ、9割の学生が「不安がある」と回答した。新型コロナウイルスの影響で、企業の採用意欲が変化することへの懸念や、オンライン主流の生活が長期にわたり、思うような学生生活を送れていないことが就職活動に影響するのではないかと不安を感じる学生が多く見られた。

参考:【株式会社ディスコ】9 月後半時点の就職意識調査(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

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