立正大学は、2021年11月10日(水)、隈研吾建築都市設計事務所および北海道東川町と三者包括連携協定を締結する。当日は協定調印式のほか、地方創生フォーラム「1人より3人」を開催。建築家隈研吾氏、松岡市郎東川町長、吉川洋立正大学学長を交えたパネルディスカッションを実施し、オンラインでも配信する。
今回の三者包括連携協定は、教育、研究、文化、産業、地方創生等の分野において相互に協力し、地域社会の発展と人材育成に寄与するとともに、新しい公共性のあり方を提案し、広く発信することを目的としている。
2022年に開校150周年を迎える立正大学は、2021年にデータサイエンス学部を開設し、9学部16学科、学生数1万人を擁する、人間・社会・地球(環境)に関する総合大学へと発展を遂げた。開校150周年記念事業の一環として、リーダーシップ養成特別プログラムを企画、そのフィールドに東川町を選定した。総合的な大学の知的資源を活かし、隈研吾建築都市設計事務所と東川町との三者連携により、地方創生への新たな視点の獲得を狙う。
東川町は、地域ブランドである東川米や、「写真の町」としてのまちづくり、福祉の充実、移住政策の促進、日本唯一の公立日本語専門学校創設などにより、人口は平成初期の7000人台から、現在の約8,400人に増加している。主要産業である木工家具産業の分野では、世界の学生を対象とした「隈研吾&東川町KAGUデザインコンペ」を実施し、世界中の学生から800以上の応募があり話題となった。
協定締結の記念フォーラムとして開催する「地方創生フォーラム」では、日本の課題である地方創生に対して、立正大学主導のもと、世界的に著名な建築家の隈研吾氏(隈研吾建築都市設計事務所)、地方創生に取り組む北海道東川町とともに産学官連携で考える。来場者には、東川町の魅力を体感してもらえるよう、2019年に「ゆめぴりかコンテスト」で金賞を受賞し、食味ランキングで最高ランクとなった特A米「東川米」や、水道のない東川町で飲まれている天然水「大雪旭岳源水」を配布する。
協定調印式と地方創生フォーラムは、立正大学品川キャンパスの石橋湛山記念講堂にて2021年11月10日(水)17:30~20:00に開催する。会場での対面イベントの定員は200名 (先着順) で、同時にオンライン配信も行う。会場参加およびオンライン配信ともに、事前の申し込みが必要。