近畿大学産業理工学部・荒川剛教授(生物環境化学科)の研究グループは、放射性セシウムを吸収して除去するコンクリートブロックを開発しました。
ホットスポットと呼ばれる高濃度に放射能汚染させている地域や汚染水を含む湖沼などにこのブロックを設置すると、簡単かつ効率的に除染をすることが期待でき、同大が全学をあげて推進する「“オール近大”川俣町復興支援プロジェクト」※でも活用していく考えです。また、ブロックを共同開発した小竹町のブロック製造会社「福岡ILB株式会社」と共同で特許を出願中です。
※“オール近大”川俣町復興支援プロジェクトとは、近畿大学が東日本大震災に伴う原発事故の影響を受ける川俣町の復興支援のために全学をあげて取り組むプロジェクト。地場農産業の活性化、教育や文化の育成などの復興支援と、除染作業など被災からの再生支援の二面からサポートしています。