慶應義塾大学総合政策学部、環境情報学部、大学院政策・メディア研究科と、国際基督教大学教養学部、大学院アーツ・サイエンス研究科は、人材育成や教育の充実を目指す包括連携協定を結んだ。

 慶應義塾大学によると、協定は留学生を含む学生、教職員の相互交流、教育・研究に関する学術交流と情報交換、グローバル化の推進などを連携事項として掲げた。

 具体的な取り組みの第1弾として2022年度から国際基督教大学が提供する「グローバル・エコシステムと生物学的多様性の視点から見たサスティナビリティー」(講師・北野宏明オスマー記念科学教授)、慶應義塾大学提供の「データ・ドリブン社会の創発と戦略」(講師・安宅和人慶應義塾大学環境情報学部教授)を両校の単位互換科目として開講する。単位互換科目は今後、順次拡大を検討する。

 国際基督教大学は2021~2025年度までの中期計画で今後のデジタル社会で活躍するために必要となるデータ思考の涵養を掲げ、数理やデータサイエンス、AI(人工知能)の基礎知識を身に着けるカリキュラム構築に取り組んできた。

 慶應義塾大学は「実践知」や「想像する力」を養うための問題発見・解決を重視し、学問分野を横断した学びで変化に対応できる学生を育てている。今回の協定で双方の強みを生かした人材育成の強化を目指す。

参考:【慶應義塾大学】国際基督教大学と慶應義塾大学の連携および協力に関する包括協定締結について

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大学ジャーナルオンライン編集部

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