大阪市立大学では、2021年12月18日(土)14時から、卒業生で芥川賞作家・開高健氏の生誕90周年記念した講演会を開催する。
2022年4月に大阪府立大学と融合し、大阪公立大学となる大阪市立大学。そこで大阪市立大学として最後の年である2021年度は「ラストイチダイ事業」として、これまでのレガシーを新大学に引き継ぎ、未来へと繋げていくため、大阪市立大学の源流となる「大阪商業講習所」を創設した五代友厚関連の企画やグループ単位のオンライン同窓会・交流会など様々な事業を行ってきた。年度末には記念誌の発行も予定している。
今回の記念講演会もその一つ。開高健氏は、大阪市立大学法文学部(現在の法学部と文学部の前身)を1953年に卒業。その後、寿屋(現在のサントリーホールディングス株式会社)に入社しコピーライターとして多くの広告を手がけた。特にサントリー創業者・鳥井信治郎氏の次男で二代目社長の佐治敬三氏とは強い絆で結ばれ、さまざまなエピソードが多くの書籍で紹介されている。
記念講演会では、サントリーホールディングス代表取締役副会長の鳥井信吾氏が登壇し、「鳥井信治郎・開高健とものづくりの心」をテーマに、祖父・鳥井信治郎氏とのエピソードも交えながら講演する。日時は2021年12月18日(土)14時から15時、大阪市立大学 1号館 140周年記念講堂にて開催する。定員は先着順で100名程度。参加費は無料。オンライン配信は行わない。