関西大学総合情報学部・堀雅洋研究室は、2021年3月に公開した世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」出土品検索アプリを拡充した。あわせて、古墳時代の埴輪・副葬品の変遷について解説する映像コンテンツとその内容を要約したリーフレット(A4サイズ)も制作した。
「百舌鳥・古市古墳群」出土品検索アプリには、百舌鳥・古市エリア内の古墳から出土した埴輪、棺、副葬品(装飾品、武具、馬具、土器など)約650点を登録。出土品の写真一覧の他に、地図(Googleマップ)上で出土古墳の位置を表示することもできる。
今回のアプリ拡充により、大阪府内の歴史博物館・文化財展示施設(大阪府立近つ飛鳥博物館/堺市博物館/堺市立みはら歴史博物館/羽曳野市文化財展示室/藤井寺市アイセルシュラホール/藤井寺市城山古墳ガイダンス棟)で常設展示されている出土遺物(約300点)を共通の検索条件で横断的に検索可能に。出土品の種類、出土古墳の大きさや形状など様々な条件を組み合わせて検索することにより、百舌鳥・古市古墳群(消滅古墳含む)における出土品の多様性と広がりを垣間見ることができる。
また、古墳時代の埴輪・副葬品の変遷について解説する映像コンテンツとその内容を要約したリーフレット(A4サイズ)も制作。2021年12月8日から大阪府立近つ飛鳥博物館、堺市博物館、堺市立みはら歴史博物館、羽曳野市文化財展示室、藤井寺市アイセルシュラホールの5ヶ所で解説映像の展示とリーフレットの配布を行う。
参考:【関西大学】■ 大阪府内の歴史博物館・文化財展示施設(5 ヶ所)と連携 ■百舌鳥・古市古墳群 出土品検索アプリを拡充~古墳時代の埴輪・副葬品の変遷を解説する映像コンテンツを同時公開~