日本獣医生命科学大学応用生命科学部食品科学科では、2021年度から「早期ゼミ制度」を導入している。同学科の教育・研究活動の充実化を図る「食品大好きプロジェクト」の目玉となる制度で、希望者が1年次後期から研究室に所属して研究活動を行い、低学年のうちから教員による研究指導を直接受けることができるというもの。9月末に1年次の学生18名の所属研究室が決定し、本格的に研究活動を開始した。
「食品大好きプロジェクト」は食品科学科の教育・研究活動の充実化を図る取り組み。「食べる、つくる、研究好きな人 集まれ!」をキャッチフレーズに、人間が生きる上で欠かせない「食」におけるおいしさ・安全性・機能性についての科学を学び、社会に役立てることを目的としている。
2021年度からスタートした早期ゼミ制度は、1年次後期から研究室に所属し、研究活動に参加することができる。食品科学科にある11の研究室のうち9つで早期ゼミ生を受け入れる。早期ゼミ制度を利用する学生は、4年間同じ研究室で研究を行うことも、半期ごとに別の研究室に移ることもできる。主な研究テーマは「植物素材のみを使ったパンの開発」「食用キノコを用いた新たな発酵食品の開発」「食品成分による腸内細菌への影響」など多岐にわたる。
また、今回のプロジェクトでは2021年度から総合型選抜入試を導入し、入学者選抜においても「食品大好き」な学生の個性を重視している。