福島県会津若松市の会津大で11月、情報セキュリティー技術の腕前を18歳以下限定で競うハッカーの大会「サイバー甲子園」が開かれます。NPO法人・日本ネットワークセキュリティ協会が開催する全国大会「SECCON(セクコン)2015」の地方予選として開かれるもので、18歳以下限定の地方予選は初めて。若いセキュリティー技術者の育成が国内で大きな課題として浮上しているだけに、注目が集まりそうです。
SECCONはセキュリティー技能を競う競技会として2012年度から開催されています。2013年度からは海外からオンライン予選で参加できるようになりました。2014年度は世界58カ国から延べ4364人が参加し、世界最高水準のハッカーと対戦できる貴重な場になったようです。今回は横浜、広島、大阪、福島、九州の地方大会とオンライン予選を実施、上位通過者が2016年1月に東京で開かれる決勝大会で頂点を目指します。
「サイバー甲子園」は、世界のハッカーと対戦する自信がない若い人にも参加してもらおうと企画されました。詳細は後で発表されますが、学校対決や予選通過者による個人戦を行う予定です。会津大は2003年から高校生がプログラミングの腕前を競う「パソコン甲子園」を催しており、同じ日程で「サイバー甲子園」も開催します。
「サイバー甲子園」は、世界のハッカーと対戦する自信がない若い人にも参加してもらおうと企画されました。詳細は後で発表されますが、学校対決や予選通過者による個人戦を行う予定です。会津大は2003年から高校生がプログラミングの腕前を競う「パソコン甲子園」を催しており、同じ日程で「サイバー甲子園」も開催します。
日本年金機構の情報流出問題のように国内の官公庁や企業を狙ったサイバー攻撃が増えているだけに、セキュリティー技術者の養成は急務です。公立大学で専門学科を設置する動きはあるものの、受け入れ可能な教育機関は多くありません。ハッキング技術を社会に役立てることを教える場も少ないのが現状です。主催者は「サイバー甲子園」がこうした問題の解決に役立つことも期待しています。