京都大学大学院の原田博司教授がプログラムマネージャーを務める内閣府革新的研究開発推進プログラム「社会リスクを低減する超ビッグデータプラットフォーム」の全貌を公開するキックオフシンポジウムが、2016年9月12日に東京で開催される。

 このプログラムは、京都大学大学院情報学研究科 原田博司教授らが研究開発を行っている超広域有無線統合ネットワーク技術と東京大学生産技術研究所 喜連川優教授らの超高速ビッグデータ処理技術を融合させ、現状のビッグデータの処理を遙かに凌ぐ「超ビッグデータプラットフォーム」を構築するというもの。

 この基盤を用いて、自治医科大学 永井良三学長を中心に、公的医療データや連続計測データを活用した健康寿命延伸と医療費削減に役立てる「ヘルスセキュリティ」の構築、また三菱電機情報技術総合研究所を中心に工場群へのサイバー攻撃を防ぎながら生産性と利益向上を支援する「ファクトリセキュリティ」の実現といった社会応用に挑戦する。

 9月に開催予定のキックオフミーティングでは、プログラム内の各プロジェクトを紹介するとともに、パネルディスカッションでプログラムの位置づけ、課題、今後について議論する。

 会場はベルサール神保町アネックス1Fホール。開催時間は14:00~18:00。参加費は無料。定員300名。

参考:【国立研究開発法人科学技術振興機構】「社会リスクを低減する超ビッグデータプラットフォーム」 キックオフシンポジウム

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明治10年設立。日本で最も長い歴史を持ち、日本の知の最先端を担う大学

東京大学は東京開成学校と東京医学校が1877(明治10)年に統合されて設立されました。設立以来、日本を代表する大学、東西文化融合の学術の拠点として、世界の中で独自の形で教育、研究を発展させてきました。その結果、多岐にわたる分野で多くの人材を輩出し、多くの研究成[…]

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自学自習をモットーに、常識にとらわれない自由の学風を守り続け、創造力と実践力を兼ね備えた人材を育てます。 学生自身が価値のある試行錯誤を経て、確かな未来を選択できるよう、多様性と階層性のある、様々な選択肢を許容するような、包容力の持った学習の場を提供します。[…]

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