東京大学大学院情報学環藤本徹研究室は、2022年2月17日、オンラインセミナーを開催。株式会社イオンファンタジーとの共同研究プロジェクト「多様なデジタルゲームの遊びを学びに接続する支援プログラムの開発」について、研究活動の成果報告を行う。ゲームの遊びを通した学びに興味のある教育者や保護者など誰でも無料で参加できる。
遊びの環境は時代により大きく変化してきたが、子どもたちの成長を支えるのは豊かな遊びの経験であることは変わらない。デジタルゲームの遊びの中にも、子どもたちの主体的な活動を促す学びのきっかけや関心の種が育つ世界が拡がっている。今回のオンラインセミナーでは、そうした子どもたちの豊かなゲームの遊びと学びについて理解を深め、子どもたちとゲームの関係を捉え直してみる。
オンラインセミナーは二部制で、第一部は、ポケモンによって生み出されてきた豊かな遊びについて理解を深めるセッション。株式会社ポケモンの石原恒和代表取締役社長をゲスト講師に迎え、ポケモンのプロデュースにおける理念や、遊びを促すゲームデザインの考え方を考える。
第二部は、東京大学藤本研究室と株式会社イオンファンタジーとの共同研究プロジェクト「多様なデジタルゲームの遊びを学びに接続する支援プログラムの開発」の2021年度の研究活動成果報告を中心とした内容。人気デジタルゲームタイトルの教育的価値についてのレビュー記事の公開、オンラインスクール「ゲームカレッジLv.99」※のトレーナー向けに開発したパターンランゲージの開発、そして多様な学びにつながるゲーム選びや、ゲームでどのような学びが起きているかを自ら考えるための知識を学べるオンライン講座を紹介する。
定員は500名。参加希望者は参加登録フォームから事前申し込みが必要。
※「ゲームカレッジLv.99」は、ゲームを通して子ども達のこれからを生きる上で大切な問題解決力、思考力、創造性などをはじめとする様々な能力を育むオンラインの“ゲームのならいごと”。少年野球やサッカークラブのように先生が適切なファシリテーションを行うことで、安心して子ども達が遊んでまなべる場を提供し、楽しみながら基礎能力を育む。
参考:【PR TIMES】ポケモンなどを通して、デジタルゲームと子どもの関係を学ぶ東京大学藤本徹研究室主催「これからの子どもたちの遊びと学び」2月17日(木)オンラインセミナー開催