明治大学は2018年4月、文学部心理社会学科に哲学専攻を設ける。西洋哲学だけでなく、日本や中国の哲学も視野に入れ、さまざまな思索の形を学ぶ。
明治大学によると、入学定員は45人。入試別の内訳は一般選抜入試が22人、全学部統一入試が9人、大学入試センター試験利用入試の前期日程3科目が4人、前期日程5科目が2人、自己推薦特別入試が2人、付属高校からの推薦入試が若干。中学校教諭一種免許、高校教諭一種免許のほか、学芸員、社会教育主事、司書などの資格を得ることができる。
カリキュラムは過去の知識の蓄積を踏まえながら、現代に生きる自分が考える問題の考察を進めるとともに、アクティブ・ラーニングの手法を取り、現場に出かけて人と会って話を聞くことを大切にする。
社会に存在するさまざまな問題の答えを探りに教室の外へ出て実践的なスキルを養う「哲学プラクティス1」や東洋と西洋の文化交流などさまざまな交流を通じ、新しく豊かな思想が育つことを学ぶ「哲学交流論」などの授業が予定されている。
明治大学は卒業生の進路として一般企業のほか、論理的な表現能力が重視される報道、出版業界、物事を多角的に考える行政、教育現場を想定している。