東進ハイスクール・東進衛星予備校を運営する株式会社ナガセは、2022年東進東京大学現役合格祝勝会(オンライン実施)の参加者を対象にアンケート調査を実施。今回は、その中から東京大学現役合格者に共通する両親との関わりについての調査結果を発表した。有効回答384件。
両親との関わりについて「はい」「いいえ」の2択の質問をすると、まず「勉強しなさい」とよく言われた東大合格者は、2022年調査で16.7%と少数派だった。この結果は毎年ほぼ同じだが、2020年以降は減少傾向にある。東大現役合格者の大多数は、自発的に勉強に取り組んでいたことがわかる。
次に、「両親は自分の話によく耳を傾けてくれた」には、86.0%の東大現役合格者が「はい」と回答。話をよく聞いてあげることで、子どもはよく話すようになり、表現力や語彙力が高まることにつながる。東大現役合格者は幼少期から、両親とのコミュニケーションを通じて、信頼関係を築いていたことがうかがえる。
自宅での読書習慣については、約9割が「欲しい本は買ってくれた」と回答。自分の興味のある分野の本を多く読んでいたことがうかがえる。また、「自宅に百科事典や図鑑があった」と答えた割合は73.3%で、知的好奇心を刺激する環境で育ったといえる。さらに、69.9%が「両親が本の読み聞かせをしてくれた」と答えている。本の読み聞かせは、子どもが本を好きになる大きなきっかけになり、読書好きになる環境があったといえる。
参考:【株式会社ナガセ】東進調査 2022年 東大現役合格者アンケート 親の「勉強しなさい」は、わずか16.7% 東大合格者の共通点 親が自分の話によく耳を傾けてくれた(PDF)