株式会社学情があさがくナビにて2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生543名(有効回答数)に「内々定の獲得状況」をテーマにWebアンケートを行った。調査期間は2022年4月26日~2022年4月30日。

 調査によると、2022年4月末時点の内々定獲得率は56.9%。前月から21.9ポイント増加した。前年同時期比でも、4.6ポイント増加している。

 文理別では、理系学生の内々定率が71.0%に達し、前年同時期比7.7ポイント増。文系学生(49.7%)を21.3ポイント上回っている。理系学生の内々定率は、前年同時期と比較しても7.7ポイント上回っていることから、特に早期化が顕著になっているといえる。就職活動率はどちらも4月度をピークに減少傾向とはいえ、文系学生が4月度95.0%から84.2%に減少したのに対し、理系学生は77.9%から58.0%と大幅に活動を縮小している。

 また現在の就職活動状況について、「内々定を獲得し、就職活動を終了した」と回答している学生は22.9%で、前月比13.5ポイント増加した。73.6%は「就職活動をしている」と回答しており、内々定を獲得している学生も大半は就職活動を継続している。内々定を獲得している学生のうち、内々定1社の学生は、“強く入社を希望する”と回答した学生は5.7%と前年同時期を9.7ポイント下回り、逆に内々定を複数獲得している学生の“強く入社を希望する”との回答は60.2%で、12.4ポイント上回った。前年より就職環境が良くなり、1社だけでなく複数社からの内定を目指す動きがあるようだ。

参考:【株式会社 学情】2023年卒 内々定率調査 2022年5月度

大学ジャーナルオンライン編集部

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