昭和女子大学は、2022年7月5日に人見記念講堂で開催する「キエフ・バレエ支援チャリティーBALLET GALA in TOKYO」を後援する。
ウクライナの名門、キエフ・バレエ団は1972年に初来日し2007年からはほぼ毎年日本公演を行うなど日本との関わりは深い。2021年は来日直前に日本政府の水際対策により公演が全てキャンセルとなり、今回もウクライナ情勢を考えると開催は難しいとされていた。しかし、ダンサーひとりひとりの“このような状況下でも何とかして日本に行き、一人でも多くの観客の皆様に素晴らしいパフォーマンスを届けたい”という強い思いにより来日が決定した。
今回のチャリティー公演は、2022年7月15日から8月9日まで開催する日本公演「キエフ・バレエ・ガラ2022」を前に、草刈民代氏によって企画された。戦禍のキエフ・バレエ団の今後の復興に向け日本でウクライナのキエフ・バレエを多くの人に知ってもらうため、全席無料で公演を行う。当日は国内外で活躍中のバレエダンサー18名に加え、キエフ・バレエ団からはダンサー2人、アンナ・ムロムツェワさんとニキータ・スハルコフさんが出演する。昭和女子大学は後援し、ロシアの侵攻により甚大な被害を受けたウクライナを支援する。
今回の企画者であり芸術監督を務める草刈氏は「コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻と続き、世界中の価値観が変わっていくなか、芸術のあり方についても深く問い直す時期に来ていると思います。今回はキエフ・バレエからアンナ・ムロムツェワさんとニキータ・スハルコフさんが出演します。そして、その二人に心を寄せて踊ってくださる皆さんは、これからの日本のバレエを背負っていく方々です。彼らの日々の経験が10年後20年後の日本のバレエの土台になっていくはずです。キエフ・バレエの支援とともに、平和な世界を目指すために私達ができることは何なのかを考えつつ、お客様、関わってくださっているすべての方々が、芸術の存在意義を実感できる公演を目指します」とチャリティー公演への想いを語った。
「キエフ・バレエ支援チャリティーBALLET GALA in TOKYO」は、昭和女子大学人見記念講堂にて、2022年7月5日 (火) 18時30分開演。チケット無料(全席指定・特製プログラム付)。チャリティー公演につき、入場者は5000円以上の募金が求められ(学生は除く)、全額がキエフ・バレエ団に寄付される。
※キエフ・バレエの名称について
7月15日からキエフ・バレエの名称で同バレエ団の日本公演が開催される。従って、本チャリティー公演においてもキエフ・バレエと表記している。