香港理工大学は、香港特別行政区設立25周年を機にインスティテュート・オブ・テキスタイル&クロージング(紡織および服装学院、ITC)を正式に昇格させ、3つ目の独立したフラッグシップスクールとして、スクール・オブ・ファッション&テキスタイル(SFT)を設立することを発表した。

 SFTは世界中から集まった各分野の研究者によって、ウェアラブル、スマートテキスタイル、医療用テキスタイル、機能性衣料、ソーシャルファッションデザイン、サステナブルファッション、デジタルファッション・マーケティング、ファッション業界におけるサプライチェーン管理など、さまざまな分野で業界をリード。米国のビジネス誌CEOWORLD magazineの「2022年の世界のファッションスクールランキング」において、アジア地域では日本の文化服装学院に次いで2位、世界全体で43位にランクインしている。

 今後、総合的に卒業生、ひいては香港のファッションおよびテキスタイル業界の競争力を高めていくと同時に、粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)市場の発展に沿った展開を模索する。さらに、ファッション業界をけん引して社会的なインパクトを創造し、研究活動や革新的で卓越した能力を活用して、さまざまな問題に対するソリューションを提供していくことを目指す。

参考:【The Hong Kong Polytechnic University】PolyU announces the establishment of the School of Fashion and Textiles to nurture innovative, creative fashion talent and seize opportunities in the Greater Bay Area 

大学ジャーナルオンライン編集部

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