女性文化に関する総合研究機関、昭和女子大学「女性文化研究所」では、就職活動を控える学生の企業選びの参考になればと、「女子学生のための企業評価プロジェクト」を立ちあげ、2013年11月から業種別に女性の働きやすい企業を調査し、その結果を公開しています。
調査結果によると、電気機器業で、“チャレンジ志向”にお勧めは、女性活躍推進宣言を公表した「ソニー」など5社、“バリバリ仕事がしたい人”には、部長職以上に占める女性比率(5%)が業界1位の「シスメックス」など4社、“出産後も就業継続したい人”には、子育て支援制度が整っている「セイコーエプソン」など5社が選ばれました。
一方、証券・保険・金融業で、“チャレンジ志向”にお勧めは、平均勤続年数が業界トップ(15.9年)、多様な人材活用部署のある「明治安田生命保険」など5社、“バリバリ仕事がしたい人”には、管理職女性比率が業界トップクラス(42.8%)の「クレディセゾン」など6社でした。
企業評価を実施した背景には、企業によって女性の活躍に対する温度差がは大きく、どの企業が本当に女性の活躍を期待し、働きやすいかを学生には見分けるのが難しい現状があります。同研究所では、学生がこの評価を参考に自分にあった企業を選び、将来、企業の意思決定を担うメンバーとして活躍することを期待しています。
※詳しい評価結果と過去の発表分は女性文化研究所のホームページで見ることができます。