埼玉工業大学は2022年10月28日(金)、10月31日(月)から11月6日(日)までの計8日間、愛知県常滑市の中部国際空港島と周辺の市街地で行われる自動運転実証実験に参加する。埼玉工業大学で開発した自動運転の大型バスで市街地のイオンモール常滑-名鉄常滑駅間を定時運行する。
実証実験は愛知県が実施するもので、埼玉工業大学はエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズを幹事社とする共同体に参加して実証実験に加わる。今回使用される自動運転バス3台のうち、1台に埼玉工業大学で開発した大型バスが採用され、測量・土木ソフトウエア開発のアイサンテクノロジーと共同で自動運転システムの構築を担当して運行する。
走行するのは常滑市市街地のイオンモール常滑と名鉄常滑駅間で、知多バスのボートレース北停留所を経由する。往路は約4キロ、復路は約3.5キロのコースが設定され、13人まで試乗できる。自動運転オペレーティングシステムと高精度3Dマップを活用する。
今回の実証実験の特長の1つとして大手自動車部品メーカー・東海理化が持つカメラと映像の統合技術を活用し、社内や走行ルートの設置した複数のカメラを5Gなどに接続して伝送、運行する複数の自動運転バスを遠隔監視室で一元監視する。