大学入学共通テストでの新型コロナウイルス感染症対策で、文部科学省は濃厚接触者への対応を更新し、ホームページ上で公表するとともに、全国の都道府県教育委員会、都道府県、国公私立大学、大学入試センターなどに文書で連絡した。

 文科省によると、文書は文科省高等教育局大学教育・入試課大学入試室名。新型コロナの濃厚接触者は地方自治体のPCR検査などで陰性となり、受験当日に無症状なら受験が認められる。

 無症状の濃厚接触者が試験会場へ行く場合、公共交通機関を利用できず、自家用車などを使う必要があるが、それが難しいときは事前に予約して十分な感染防止対策を施したタクシーなどを利用できるとした。ただ、流しのタクシーは利用できない。

 当日に体調不良が出たときや当日の受験が困難になった場合は、1月28、29の両日に実施される追試験を活用することを周知するよう求めている。

参考:【文部科学省】令和5年度大学入学者選抜実施要項(令和4年6月3日)に関するQ&Aの更新について(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。