2017年度から5年間にわたって続けられた文部科学省の次世代アントレプレナー(起業家)育成事業で採択事業の活動状況を評価したところ、早稲田大学など5校が進めた「EDGE-NEXT 人材育成のための共創エコシステムの形成」、名古屋大学など5校の「Tokai-EDGE(Tongali)プログラム」が最高ランクのS評価を受けた。
文科省によると、評価は委員長の永里善彦創造科学研究所代表ら学識経験者9人で構成する修了評価委員会が、事業に採択された5グループの目標達成度や取り組み状況、資金計画、今後の波及性などを見てS~Cの4段階で判定した。
早稲田大学を主幹機関にし、山形大学、滋賀医科大学、東京理科大学、多摩美術大学が協働した事業と、名古屋大学を主幹機関に岐阜大学、名古屋工業大学、豊橋技術科学大学、三重大学が加わった事業は、ともに「起業家教育のロールモデルとなる優れた取り組み」としてS評価になった。
東北大学、北海道大学、小樽商科大学、京都大学、神戸大学の「EARTH ON EDGE 東北・北海道からの起業復興」と、東京大学、筑波大学、お茶の水女子大学、静岡大学の「産官学グローバル連携によるEDGE NEXTプログラム」、九州大学、奈良先端科学技術大学院大学、大阪府立大学、立命館大学の「多様性と創造的協働に基づくアントレプレナー育成プログラム」は合格点のA評価だった。