イギリスの世界的な高等教育評価機関QS(Quacquarelli Symonds)は、2018年世界の大学の卒業生雇用機会ランキング500位(QS Graduate Employability Rankings)を発表した。日本の大学のランキングトップは、14位の東京大学だった。

 卒業生雇用機会ランキングとは、大学側の就職支援や卒業生の雇用率の関連を分析し、大学の卒業生の雇用能力を①雇用者の評判②卒業生の成功指標③雇用者とのパートナーシップ④雇用者と学生の関係⑤卒業生の就職率といった5つの項目で評価し、ランキングしたもの。

 1位はスタンフォード大学(米国)、2位カリフォルニア大学ロサンゼルス校(米国)、3位ハーバード大学(米国)とトップ3はアメリカの大学が占めた。また、オーストラリアのシドニー大学(4位)、メルボルン大学(7位)が上位10位内にランクインしたほか、アジアの大学では、中国の清華大学(10位)、東京大学(14位)、香港大学(20位)がランクイン。

 日本トップとなった東京大学は、雇用者の評価項目で99.0/100点、卒業生の成功指標の項目でも99.0/100点と高得点で、国内大学の中で最も成功した卒業生を輩出した大学として評価された。日本国内では14位東京大学のほか、26位早稲田大学、45位慶應義塾大学と50位以内に3大学がランクインした。

<2018 QS卒業生の雇用機会のランキング>
1位スタンフォード大学
2位カリフォルニア大学ロサンゼルス校
3位ハーバード大学
4位シドニー大学
5位マサチューセッツ工科大学
6位ケンブリッジ大学
7位メルボルン大学
8位オックスフォード大学
9位カリフォルニア大学バークレー校
10位清華大学

※100位以内にランクインした日本の大学
14位東京大学
26位早稲田大学
45位慶應義塾大学
53位京都大学
57位東京工業大学
76位大阪大学
90位名古屋大学

参考:【 QS Quacquarelli Symonds】QS Graduate Employability Rankings

大学ジャーナルオンライン編集部

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