2023年2月20日(月)、昭和女子大学は駒場東邦中学校との連携プロジェクト「歩み寄るということ」を開催する。両校は女子大学生と男子中学生という「最も接点のない遠い存在」同士で対話をすることで、互いに異質な価値観を持つ他者を理解することを目指し、2021年から取り組んできた。今回、3年間の集大成として報告をまとめる。
プロジェクトに参加するのは、昭和女子大学グローバルビジネス学部、人間社会学部1~4年生22人と、駒場東邦中学校3年生。両校は距離も近く、昭和女子大学のジェンダー平等を考えるセミナーに駒場東邦中の教員と生徒が参加したのをきっかけに、2021年に「無意識のバイアス」を考える共同企画を立ち上げた。
参加する駒場東邦中学校の3年生は、1年生のときから同プロジェクトに参加しており、2021年は「ディズニープリンセスの変遷」「ファーストジェントルマン」、2022年は「こんなとき、あなたならどう思う?」「世の中の反応から見る固定概念の変化」をテーマに、ともに自分たちの中にある「無意識バイアス」について考えてきた。
過去2回はオンライン開催だったが、集大成となる今回は2月20日(月)13時20分~15時30分、昭和女子大学にて対面で開催。「男女の仕事・役職」について両校で実施した事前アンケート結果もふまえながら、「男女別学」「男女の仕事・役職」をテーマに、これまでの2年間で得た「無意識のバイアス」「ジェンダー」についての理解を活かして、中学校3年生と女子大学生が一緒に考える。
学生リーダーでグローバルビジネス学部 ビジネスデザイン学科3年の前田ひとみさんは「本プロジェクトの1年目は無意識のバイアスについて学び、2年目は多様性について学びました。集大成となる今年度は女子大生と男子中学生という日常ではかかわりのない二者が双方向で対話をすることで、お互いが自分とは違う立場の人の考え方を知るきっかけになれば良いと思います。」とコメントしている。