静岡理工科大学(静岡県袋井市)は2018年9月9日、飲み物やお菓子を片手に誰もが気軽に参加できるサイエンスカフェ「第19回SISTコロキウム」を開催。今回は、静岡県西部地域の4つの高校が話題提供者として参加し「ドローンを導入した環境調査」など、取り組んできた研究内容を発表する。
SISTコロキウムは2013年からスタート。静岡理工大学教員や静岡県内の高校生が、サイエンスに関する時流に合ったテーマや最前線のトピックス、または各自が行っている研究内容などについて、20分程度の話題を提供。参加者らはディスカッション、意見交換、質疑応答などを行う。
今回の話題提供者は磐田農業高等学校(環境科学科)、磐田南高等学校(生物部)、掛川工業高等学校(環境設備科)、掛川西高等学校(自然科学部)の4校。磐田市内において水辺環境調査と環境整備活動に取り組んでいる磐田農業高等学校は「地域の水辺を守る~ドローンを導入した環境調査等~」と題し、太田川水系15河川の水質調査とドローンを活用した外来種アカミミガメの生息調査結果を発表する予定。
当日は、静岡理工科大学において10時から2時間のプログラムで開催。定員は20名程度、参加費は無料、聴講のみも可能であり、申し込みの詳細は同大学ホームページに記載。静岡理工科大学では、SISTコロキウムの他にも、大学教員が地元の高校に赴き出張講義を実施するなど高大連携事業に積極的に取り組んでいる。