株式会社クリエイティブPRは、現役大学1、2年生を対象に、東京オリンピック・パラリンピックのボランティアに関するアンケートを実施。47.7%の学生が「参加したい」と回答した。(回答者数176名)

 アンケート結果によると、“現時点でボランティアに参加したいか?”の問いに「参加したい」と回答したのは47.7%。理由は、「選手などと会えるかもしれないから」「少しでも人の役に立ちたいから」「国際的な活動に興味があるから」「オリンピックが日本で行われることが生きている間にもう無いのではと思うし、2020年は学生ということもあり積極的に関わりたいと思った」などが挙げられた。

 「参加したい」と答えた人に参加したい活動を聞くと、募集目安人数が16,000~25,000人と最も多い「案内」が21.4%で最も人気が高かった。続いて、「どの活動でも良い」(20.2%)、「運営サポート」(11.7%)が多かった。外国語でのコミュニケーションサポート等を行う「アテンド」を選択した学生(10.7%)は、「自分の語学力を試したいのと、身につけたいと感じるから」と希望理由を回答。また、大会関係者等に向け、通信機器等の貸出しや回収等のサポートを行う「テクノロジー」を選択した学生(2.4%)は、「ボランティア活動の概要の中に、自分が役に立てる項目があったから」と回答。ボランティアは自分の能力や特技を大学外で発揮できる場でもあると捉えている学生がいるということがわかった。

 一方、「参加したくない」と答えた人(20.5%)にその理由を聞いたところ、「無償だから」「拘束時間が長いから」「学生をタダ働きの労働力としか見てないから」などの理由が挙がった。どのような条件や制度があれば参加したいか?という質問に対しては「優先的な観戦権」「1日だけでも参加できる」「就活に役立つ」「労働環境の改善、交通費食費負担」などの理由が挙げられた。

 また、スポーツ庁と文部科学省が全国の大学などに出した、五輪の日程に配慮し2020年の授業スケジュールを作成するよう求める通知について意見を聞くと、「オリンピック、パラリンピックに少しでも触れる機会を増やすことで、将来的なビジョン、夢が増える可能性が期待されるのではないかと考えるため、賛成」「大学には学費を払って行っているのでボランティアのために日程が変更されるのはおかしい」「国と国民が一体となり東京五輪を応援できるので良いと思う。一方、五輪に興味のない人まで巻き込んでしまうため、一定のデメリットもある」などの意見が寄せられた。

出典:【株式会社クリエイティブPR・豪田ヨシオ部】アンケート調査実施!東京オリンピック・東京パラリンピックボランティア!! 現時点で参加したい大学1.2年生は47.7%!!

大学ジャーナルオンライン編集部

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