2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックなど、国内において、これまで以上に国際大会の開催が増えています。その国際大会の運営の一翼を担っているのが通訳ボランティアであり、ニーズも高まっている中、全国7外大連携プログラムによる「通訳ボランティア育成セミナー」が開催。開催期間は、2015年8月24日(月)~27日(木)の4日間で、幹事校となっている神田外語大学(千葉県)で開催されます。

募集対象は、神田外語大学の他、関西外国語大学、京都外国語大学、東京外国語大学、名古屋外国語大学、神戸市外国語大学、長崎外国語大学の外語大学7校に在籍している学生240名。

この7校は2014年6月、「全国外大連合憲章」を締結し、グローバル人材の育成において連携していくことを確認しており、通訳ボランティア育成セミナーは、その最初の合同事業です。

国際大会において、通訳ボランティアに従事する人材は、海外選手団の世話や事務局と選手との連絡係、大会期間中の各国選手のアテンダントや式典・会議での通訳など、スムーズな運営のためのサポートに携わることが期待されます。そのため、セミナーではさまざまな場面を想定しての訓練を実施。学生たちは、語学力はもちろん、コミュニケーション力、スポーツ文化・異文化理解と共に、主体性・積極性などを習得。また、日本の「おもてなし」を学ぶ、ホスピタリティ検定3級の内容も講義に含まれており、幅広く学ぶことができます。

セミナー修了後、修了に必要な条件を満たした受講者に対しては修了書を授与し、通訳ボランティア人材バンクに登録され、様々な通訳ボランティア・インターン活動に参加することが可能。既に、事務局にはいくつかの国際的なスポーツ大会や経済会議などから派遣の要請が届いています。

募集期間は、2015年4月6日(月)~ 7月31日(金)で、神田外語大学のホームページに詳細が記載(募集人数に達した場合、上記期間より早めに募集を締め切る可能性があります)。

出典:【神田外語大学】全国7外大連携プログラム「通訳ボランティア育成セミナー」(PDF)

神田外語大学

専門的かつ、実践的な授業を展開。真の国際人を育成

神田外語大学では、語学だけでなく、言葉の違う相手と理解し合い、平和な世界を実現するための「コミュニケーション能力」「異文化理解力」「国際教養」を身につけることができます。異文化を理解し受け入れる力を「教養」の基礎と捉え、授業からイベントまで多角的に探究し、これ[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。