日本女子大学は、2023年8月2日(水)、3日(木)、4日(金)の3日間にわたって「理学部サマースクール2023」を開催する。これまで20回開催しており、1,000名を超える女子高校生に科学の面白さを伝えてきた。理学部が有する充実した実験設備が使え、女子大学ならではの丁寧な指導が参加者から好評を得ている。

 日本女子大学の理学部は、理系教育の伝統を背景に、私立女子大学唯一の理学部として1992年に開設し、複数分野に渡る広い視野を有する理系人材を多く輩出してきた。実験実習科目の多さと充実した実験施設での少人数によるきめこまかな指導を特徴とする。

 「理学部サマースクール2023」では、理学部の教授らが「宇宙の電波」から「分子のかたちと香り」まで、多様な7つのプログラムを実施する。女子高校生であれば学年を問わず誰でも参加可能。一部のプログラムはオンライン実施のため、遠方からも受講できる。参加は無料。現在、参加申込みを受付中で申込期間は7月13日(木)まで。

<理学部サマースクール2023 概要>
参加資格:女子高校生
参加費:無料(2講座まで受講可能、ただし1日1講座まで)
申込期間:申込受付中、7月13日(木)まで ※定員を超過した場合は抽選
申込方法:参加申し込みフォームより申込
プログラム:
◆8月2日(水)
「整数の間の距離を測ろう」担当教員:杉山倫講師(数物情報科学科)
時間:10:00-11:30(対面)、定員:20名

「色覚の仕組みと多様性」担当教員:深町昌司教授(化学生命科学科)
時間:10:00-11:30(オンライン)、定員:なし

「Excelを用いたデータサイエンス入門」担当教員:小川賀代教授(数物情報科学科)、加々見 薫助手(数物情報科学科)
時間:13:00-15:30(対面)、定員:15名

◆8月3日(木)
「1888年にタイムスリップ?! 電磁波の発生と宇宙からの電波」担当教員:奥村幸子教授(数物情報科学科)
時間:10:00-12:00(対面)、定員:10名

「分子のかたちと香りの不思議な関係」担当教員:市川さおり講師(化学生命科学科)
時間:13:00-16:00(対面)、定員:20名

8月3日(木)・4日(金)※2日連続
「ヒト培養細胞への遺伝子導入」担当教員:和賀祥教授(化学生命科学科)
時間:10:00-13:00(対面)、定員10名

◆8月4日(金)
「遺伝子やタンパク質をパソコンで調べてみよう」
担当教員:清水 謙多郎 特任教授(数物情報科学科)
時間:13:00-15:00(オンライン)、定員:なし

プログラム内容や実施教室については日本女子大学公式ホームページを確認のこと。

参考:【日本女子大学】日本女子大学が女子高校生対象に「理学部サマースクール」を開催 唯一理学部を持つ私立女子大学として、最先端科学に触れる体験の場を提供(PDF)

日本女子大学

文理融合の多様な教育を推進、女子総合大学としての基盤を強化

創立120周年を迎えた2021年4月、創立の地目白キャンパスに、家政・文・人間社会・理学部の4学部を統合。2023年に国際文化学部(仮称・届出中)、2024年に建築デザイン学部(仮称)'を設置予定(構想中)であり、私立の女子総合大学として文理融合の多様な教育環[…]

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