芝浦工業大学は、2018年10月26日、高大接続改革と大学教育の質保証をテーマとしたシンポジウムを開催した。

 このシンポジウムは、文部科学省の大学教育再生加速プログラム(AP)の一環として行われたもの。APは高等学校や社会と連携し、質の高い大学教育を実現するため、先進的な取組を実施する大学等を支援することを目的としている。芝浦工業大学が進める「統合的問題解決能力を備えた世界(社会)に貢献できる技術者」の育成を目指す取組みは2014年度のAPプログラムに採択された。

 今回のシンポジウムでは「高大接続改革」と「大学教育の質保証」をテーマに来賓講演および福岡工業大学、大阪工業大学による事例発表が行われた。来賓講演として、文部科学省高等教育局大学振興課大学改革推進室改革支援第二係長の河本達毅氏、一般社団法人Glocal Academy代表理事の岡本尚也氏が登壇。河本氏は、「知的基盤社会が到来して10数年経過している。現代では知識を持っていることが前提となっており、それを活かしていくスキルが必要」と発表。岡本氏は、「アクティブ・ラーニングが浸透しているが、前提となる予習について日本は海外と比べ圧倒的に少ない」と加課題を述べた。

 続いて、福岡工業大学、大阪工業大学、芝浦工業大学の代表者が、各大学の教育の質保証に関する具体的な取り組みを発表。福岡工業大学は、アクティブ・ラーニング型授業推進プログラム、大阪工業大学は、教育の質保証を可視化するシステムを紹介。芝浦工業大学は教職学協働による学修の質保証について、学生主体の活動であるLF(ラーニングファシリテーター)※やSCOT(Students Consulting On Teaching)※について発表した。

※LFは、大学院生(修士・博士)だけで構成される、大学院理工学研究科直属の学生団体。文部科学省の補助金を受け、人材育成プログラムのひとつとして2008年度後期から行っている。

※SCOTは、研修を受けた学生が教員の授業を観察し、学生の視点に立った客観的な意見を教員に提供することで教員の授業改善に役立てる取組み。

参考:【芝浦工業大学】 「高大接続改革推進事業による理工学教育の質的転換」を開催~大学教育の質保証について活発な取り組みを発表~芝浦工業大学

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大学ジャーナルオンライン編集部

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