NHKの連続テレビ小説「あさが来た」の主人公、明治の女性実業家として知られる廣岡浅子にスポットをあてた公開講座が、日本女子大学と神戸大学でそれぞれ開催されます。
2015年9月から放送を開始したNHK連続テレビ小説「あさが来た」。その主人公、廣岡浅子は、幕末に京都の三井家から大阪の豪商、廣岡家(加島屋)に嫁ぎ、数々の事業を展開した女性実業家で、日本女子大学校創立の立役者でもある人物です。
廣岡浅子とゆかりのある日本女子大学では、2015年11月7日に、講座「『自ら立つ』女性たちへ-広岡浅子の想い、つないで」を開催。講師は、産経新聞夕刊コラムでいちはやく「浅子の生涯」を紹介した産経新聞大阪編集局の石野伸子編集委員と「浅子の書簡研究」にも携わる日本女子大学文学部吉良芳恵教授です。ドラマだけではわからない浅子の実像や史料をもとに明治・大正期の女性の自立や女子教育の実現をめざした教育者としての浅子の生き方を紹介します。定員は200名、受講料は無料ですが、受講の際には、日本女子大学生涯学習センターへの会員登録(無料)が必要となります。
また、神戸大学では2015年11月9日に講座「豪商たちの近世・近代―廣岡浅子を育んだ時代―」を開催。講師には、ドラマで時代考証を担当している宮本又郎大阪大学名誉教授をはじめ、廣岡家・三井家を研究する研究者が集い、最新の研究成果を交えながら、ドラマの時代背景や浅子が生きた時代の経済事情を解説します。定員は500名、申込受付は2015年10月25日までとなっています。