文部科学省の大学設置・学校法人審議会は、国際ファッション専門職大学とヤマザキ動物看護専門職短期大学の設置を認めるよう柴山正彦文部科学相に答申した。専門職大学、短大は改正学校教育法の施行により、2019年度から設置可能となったもので、先に認められた高知リハビリテーション専門職大学に続き、計3校が開設される。
文科省によると、国際ファッション専門職大学は東京都新宿区の東京キャンパスにファッションクリエイション学科とファッションビジネス学科、大阪市北区の大阪キャンパスに大阪ファッションクリエイション・ビジネス学科、名古屋市中村区の名古屋キャンパスに名古屋ファッションクリエイション・ビジネス学科を置く。
入学定員は東京キャンパスのファッションクリエイション学科が80人、他の3科が各38人。学長には元文化庁長官で、OECD(経済協力開発機構)事務次長を務めた近藤誠一氏が就任する予定。
日本で唯一のファッションビジネスの専門職大学となることから、国内外のファッション系企業やブランドと提携し、日本にいながら欧米のプロに学ぶ多彩な授業を予定している。
ヤマザキ動物看護専門職短大は東京都渋谷区のキャンパスに動物トータルケア学科を置く。入学定員は80人。動物看護の専門家養成を目指している。
専門職大学、短大は2019年度の設置を目指して全国17校が認可申請していたが、大学設置・学校法人審議会は高知リハビリテーション専門職大学だけの設置を答申、国際ファッション専門職大学など2校を保留としていた。残る14校は申請を取り下げている。